名古屋市図書館は、本を借りるだけでなく、予約・取り寄せ・調べもの・電子書籍・学習にも使える便利な公共サービスです。名古屋で暮らしていると「近くにあるのは知っているけれど、利用カードの作り方や予約の仕方まではよく分からない」という方も多いのではないでしょうか。
- 名古屋市図書館を初めて使うときに必要なもの
- 利用カード・貸出・返却・予約・取り寄せの基本ルール
- 電子書籍・図書館利用アプリ・学習席を使うときの確認ポイント
こんな方におすすめの記事です
- 名古屋市の図書館を初めて使ってみたい方
- 学生・一人暮らし・子育て世帯で、無料で本や学習環境を活用したい方
- 本の予約、取り寄せ、電子書籍サービスの違いをまとめて知りたい方
本記事では、名古屋市図書館の使い方を、利用カードの作成から本の予約・取り寄せ・返却・電子書籍サービスまで、初めての方にも分かりやすく解説します。(専門知識は不要です!)
注:開館時間・休館日・貸出点数・予約ルール・電子書籍の対象資料は変更される可能性があります。実際に利用する前に、必ず名古屋市図書館の公式サイトで最新情報を確認してください。
館内で読むだけ
基本的に利用カードなしでも利用できます。近くの図書館で本や新聞・雑誌を読んだり、調べものをしたりできます。
本を借りる・予約する
名古屋市図書館共通貸出券が必要です。インターネット予約や電子書籍を使う場合は、パスワードも準備しておくと便利です。
名古屋市図書館でできることを最初に確認しよう
名古屋市図書館は、名古屋市内の各区にある図書館と自動車図書館を含む公共図書館サービスです。館内で本を読むだけなら、初めてでも比較的気軽に利用できます。
一方で、本を借りたり、読みたい本を予約したり、電子書籍を使ったりする場合は、名古屋市図書館共通貸出券が必要です。まずは「自分が何をしたいのか」で必要な準備を分けて考えると分かりやすくなります。
館内で読むだけなら手続きなしで利用できる
図書館の中で本や雑誌を読むだけなら、利用カードを作らなくても利用できます。名古屋市内に住んでいる方はもちろん、通勤・通学の途中や、近くに立ち寄ったときにも使いやすい場所です。
ただし、閲覧席や学習室の使い方、飲食できる場所、パソコン利用のルールなどは館によって異なります。特に勉強や作業目的で長時間利用したい場合は、後述する「学習・調べもの・館内利用で気をつけたいこと」も確認しておきましょう。
本を借りる・予約する・調べものを相談することもできる
本を借りるには、名古屋市図書館共通貸出券を作ります。貸出券があると、紙の本や雑誌の貸出、予約、マイページの利用などができるようになります。
また、図書館ではレファレンスサービスも利用できます。レファレンスサービスとは、知りたいことや調べたいことについて、図書館の資料などを使って情報探しを手伝ってもらえるサービスです。学校の調べ学習、仕事の資料探し、地域の歴史を調べたいときにも役立ちます。
電子書籍やアプリも使えるが、貸出券とパスワードが必要
名古屋市図書館では、スマートフォンやパソコンで読める電子書籍サービスも提供されています。電子書籍を利用するには、名古屋市図書館の貸出券とマイページ用パスワードが必要です。
図書館利用アプリを使うと、貸出券のバーコードをスマホで表示したり、予約資料のお知らせや返却期限のお知らせを受け取ったりできます。すでに貸出券とパスワードを持っている方は、アプリからすぐに利用できます。
名古屋市図書館の基本的な利用条件は、名古屋市図書館公式サイト「はじめての方へ(利用案内)」で確認できます。
名古屋で新生活を始める方は、図書館とあわせて名古屋で一人暮らしを始める人向けの暮らしガイドも確認しておくと、生活まわりの準備を整理しやすくなります。
利用カードの作り方と必要なもの
名古屋市図書館で本を借りるには、名古屋市図書館共通貸出券を作ります。共通貸出券という名前の通り、1枚作れば名古屋市図書館全館で利用できます。
利用カードを作る前に確認したいこと
- 愛知県内に在住・在勤・在学しているか
- 住所・氏名・在勤または在学を確認できるものを持っているか
- ネット予約や電子書籍を使いたい場合、パスワードも必要になるか
利用カードを作れる人は愛知県内の在住・在勤・在学者
名古屋市図書館で本を借りられるのは、愛知県内に在住・在勤・在学している方です。名古屋市民だけでなく、愛知県内に住んでいる方、愛知県内に通勤・通学している方も対象になります。
たとえば、名古屋市外に住んでいても、名古屋市内の学校や職場に通っている場合は、条件に当てはまる可能性があります。自分が対象になるか迷う場合は、最寄りの図書館窓口で確認すると確実です。
窓口で作る場合は住所・氏名などを確認できるものを持参する
窓口で貸出券を作る場合は、図書館に備え付けの「個人貸出登録申込書」に必要事項を記入し、本人確認書類を添えて申し込みます。公式案内では、運転免許証、マイナンバーカード、学生証など、住所・氏名・在職または在学を確認できるものが例として挙げられています。
貸出券の発行は無料です。学生証だけでは住所が分からない場合など、確認書類が不足することも考えられるため、初回は住所が確認できる書類も一緒に持っていくと安心です。
名古屋市内在住ならアプリでオンライン登録できる場合がある
名古屋市内在住の方は、図書館利用アプリを使って、来館せずにオンラインで利用登録できる場合があります。オンライン登録には、マイナンバーカードとデジタル庁のデジタル認証アプリを使います。
ただし、愛知県内在住・在勤・在学で名古屋市外在住の方、貸出券の再発行を希望する方などは、オンライン登録・変更の対象外とされています。この場合は図書館窓口で手続きします。
アプリの利用条件やオンライン登録の対象者は、名古屋市図書館公式サイト「図書館利用アプリ」で確認できます。
本を借りる・返す・延長する基本ルール
利用カードを作ったら、次に確認したいのが貸出・返却・延長のルールです。ここを押さえておくと、返却忘れや予約できないトラブルを避けやすくなります。
紙の本・雑誌は6冊まで2週間借りられる
名古屋市図書館では、紙の本は1人6冊まで、2週間借りられます。これは名古屋市図書館全館で合わせて6冊までという意味です。
視聴覚資料は本とは別枠です。紙芝居、カセット、CD、ビデオ、DVDなどは、資料の種類ごとに貸出条件が異なるため、借りる前に公式案内や窓口で確認しましょう。
名古屋市図書館の資料なら別の館でも返却できる
名古屋市図書館の資料であれば、どこで借りた資料でも名古屋市図書館全館で返却できます。名古屋市内で移動が多い方にとっては、借りた館まで戻らなくてもよいのが便利な点です。
閉館時間中は、各図書館の返却ポストに本や雑誌・紙芝居を返却できます。また、市内の商業施設や地下鉄駅などに返却ポストが設置されている場所もあります。
⚠️ 返却ポストに入れない方がよい資料があります
紙芝居の舞台、カセットテープ、CD、ビデオ、DVDなど破損しやすい資料は、返却ポストではなく窓口へ返す案内があります。また、他都市の図書館から取り寄せた本は、借りた図書館の窓口へ返す必要があります。
延長できる資料とできない資料を確認する
貸出期間内で、次に予約している人がいない資料などは、延長できる場合があります。窓口や電話で申し込めるほか、パスワードを持っている方はインターネットから自分で延長できる場合もあります。
ただし、他都市から取り寄せた本、すでに一度延長した資料、返納期限に遅れている資料、他の方の予約がある資料、紙芝居舞台などは延長できません。延長できるかどうかは、マイページや窓口で確認しましょう。
貸出・返却・延長の最新ルールは、名古屋市図書館の利用案内を確認してください。
予約・取り寄せ・リクエストの違い
名古屋市図書館を便利に使ううえで、少し分かりにくいのが「予約」「取り寄せ」「リクエスト」の違いです。どれも読みたい本を手に取るための仕組みですが、対象となる資料や申し込み方法が異なります。
予約
名古屋市図書館が所蔵している本や雑誌などを、希望する館で受け取るための申し込みです。
リクエスト
名古屋市図書館にない本について、購入や他自治体からの取り寄せなどを含めて相談する申し込みです。
名古屋市図書館にある本は窓口・電話・ネットで予約できる
読みたい本が書架にないときや貸出中のときは、予約できます。予約は全館合わせて、本や雑誌は6冊まで、紙芝居は3組まで、CD・ビデオなどの視聴覚資料はいずれか3点までです。
本の予約は、図書館窓口の予約申込書、電話、インターネットで受け付けています。インターネット予約を使うには、貸出券とパスワードが必要です。
受取館の変更や配送中の表示はマイページで確認する
予約した資料が用意できると、電話やメールなど、設定した方法で連絡があります。連絡後は1週間以内に受け取りに行く必要があります。連絡方法を「連絡不要」にしている場合も、資料が用意できた日から1週間を過ぎると予約が取り消されるため注意しましょう。
パスワードを持っている方は、マイページから予約状況や取置期限を確認できます。予約状態が「予約中です」の段階であれば、受取場所の変更や予約の取り消しができる場合もあります。
未所蔵本のリクエストと外部保管資料の取り寄せは条件がある
名古屋市図書館にない本は、窓口のリクエスト申込書で相談できます。ただし、資料によっては提供まで数か月かかる場合や、絶版などの理由で提供できない場合があります。
発売日未定の図書、受験問題集、完結していない漫画、雑誌、紙芝居などはリクエストできないと案内されています。また、他自治体の図書館などから取り寄せる場合もあり、取り寄せに費用がかかる場合は名古屋市在住者に限られるなどの条件があります。
また、蔵書検索で「外部保管中」と表示される資料は、外部保管場所から取り寄せて利用できます。ただし、申し込み当日に使えるわけではなく、用意まで1週間程度かかる場合があります。
⚠️ 予約・リクエストは「必ずすぐ読める」仕組みではありません
予約の順番、所蔵冊数、返却状況、資料の状態によって、用意できるまでの日数は変わります。急ぎで必要な本は、マイページや受取館への確認を早めに行いましょう。
予約やリクエストの詳細は、名古屋市図書館公式サイト「よくある質問」の予約・リクエスト項目で確認できます。
電子書籍・アプリ・マイページでできること
名古屋市図書館は、紙の本だけでなく電子書籍サービスも利用できます。スマホやパソコンから読めるため、図書館に行く時間がない方にも便利です。
電子書籍は3点まで2週間、紙の本とは別枠で使える
電子書籍サービスを利用できるのは、名古屋市図書館の貸出券とマイページ用パスワードを持っている方です。電子書籍は3点まで、貸出期間は2週間です。予約も3点までできます。
電子書籍の貸出点数・予約点数は、紙の本とは別に数えます。紙の本を6冊借りていても、電子書籍は別枠で利用できるため、読書の幅を広げやすいのがメリットです。
電子雑誌や音声読み上げ対応資料もある
電子書籍の中には、文字の大きさ変更、文字色の反転、音声読み上げに対応しているものもあります。また、電子雑誌閲覧サービスも提供されています。
電子雑誌は、電子書籍の貸出や予約の冊数に関係なく閲覧できます。ただし、最新号は名古屋市図書館の館内でのみ閲覧できるなど、利用条件があります。閲覧できるタイトルや提供状況は変わる可能性があるため、利用前に公式サイトを確認しましょう。
アプリではスマホ貸出券・予約通知・返却前通知が使える
図書館利用アプリを使うと、スマートフォンに利用者番号バーコードを表示でき、貸出券として使えます。カードを忘れやすい方には便利な機能です。
また、予約資料が用意できたお知らせや、返納期限が近づいたときのお知らせをプッシュ通知で受け取れます。返却期限のお知らせは、返却期限の1日前から5日前の範囲で指定できます。
電子書籍の利用条件は、名古屋市図書館公式サイト「電子書籍サービス」で確認できます。
学習・調べもの・館内利用で気をつけたいこと
名古屋市図書館は、読書や調べものだけでなく、学習場所として考える方も多い施設です。ただし、図書館はカフェやコワーキングスペースとは違い、席の目的や利用ルールがあります。
閲覧席と自習室は目的やルールが違う
名古屋市図書館の閲覧席は全館にありますが、公式FAQでは、閲覧席は図書館資料の利用のために設置されているため、持ち込み資料だけによる自習は控えるよう案内されています。
自習室は千種図書館を除く図書館にあります。館によって席数や利用条件が異なるため、勉強目的で行く場合は、事前に最寄り館の情報を確認しておくと安心です。
鶴舞中央図書館は一部座席を予約できる
鶴舞中央図書館では、地下の学習席、2階の成人専用席、パソコン席を予約できます。パソコン席には電源付きの席もあります。
ただし、鶴舞中央図書館以外の図書館では、席の予約はできないと案内されています。確実に座って勉強したい場合は、鶴舞中央図書館の座席予約システムを確認するか、混雑しやすい時間帯を避けて利用しましょう。
Wi-Fi・電源・飲食・混雑時のマナーも確認しておく
図書館でパソコン作業や調べものをしたい場合は、Wi-Fiや電源の有無も気になるポイントです。名古屋市図書館のFAQでは、館内のパソコン利用や設備に関する案内が掲載されています。
飲食できる場所も館によって異なります。全館で自由に飲食できるわけではないため、長時間利用する場合は、休憩できる場所や飲み物の扱いを確認しておきましょう。
図書館以外の作業場所も検討したい方は、名古屋で作業しやすいカフェやWi-Fi環境も比較する記事も参考になります。
勉強・作業目的で行く前の確認リスト
- 使いたい館に自習室や学習席があるか
- 閲覧席を持ち込み資料だけの自習に使わないルールを理解しているか
- パソコン席、電源、Wi-Fi、飲食可能場所の条件を確認したか
- 混雑時は長時間占有せず、周囲の利用者に配慮できるか
よくある質問(FAQ)
名古屋市民でなくても名古屋市図書館のカードは作れますか?
愛知県内に在住・在勤・在学している方は作れます。名古屋市外に住んでいても、愛知県内に通勤・通学している場合は対象になる可能性があります。確認書類が必要になるため、初回は住所や在勤・在学を確認できるものを持参しましょう。
借りた本は別の名古屋市図書館で返せますか?
名古屋市図書館の資料であれば、原則として別の名古屋市図書館でも返却できます。ただし、他都市の図書館から取り寄せた本や紙芝居の舞台などは、借りた図書館の窓口へ返す必要があります。
電子書籍だけ使いたい場合も利用カードは必要ですか?
必要です。電子書籍サービスを使うには、名古屋市図書館の貸出券とマイページ用パスワードが必要です。名古屋市内在住の方は、条件を満たせば図書館利用アプリからオンライン登録できる場合があります。
図書館にない本は取り寄せできますか?
名古屋市図書館にない本は、窓口でリクエストできます。ただし、資料によっては提供まで数か月かかる場合や、絶版などの理由で提供できない場合があります。受験問題集、完結していない漫画、雑誌、紙芝居など、リクエストできない資料もあります。
名古屋市図書館は勉強場所として使えますか?
自習室がある館もありますが、閲覧席は図書館資料を利用するための席です。持ち込み資料だけで自習する場合は、自習室の有無や館ごとのルールを確認してから利用しましょう。鶴舞中央図書館では一部の学習席やパソコン席を予約できます。
まとめ:名古屋市図書館の使い方
この記事では、名古屋市図書館の使い方について、利用カード・予約・取り寄せ・電子書籍までまとめて解説しました。
- 館内で読むだけなら手続きなしでも利用しやすい:本を借りる場合は、名古屋市図書館共通貸出券を作りましょう。
初めて利用する方は、まず最寄りの図書館と開館日を確認しておくと安心です。
- 利用カードは愛知県内の在住・在勤・在学者が対象:窓口では住所・氏名・在勤または在学を確認できるものが必要です。
名古屋市内在住の方は、条件を満たせば図書館利用アプリでオンライン登録できる場合もあります。
- 本は6冊まで2週間、電子書籍は3点まで2週間:紙の本と電子書籍は別枠で利用できます。
予約や延長には条件があるため、マイページや公式サイトで状況を確認しましょう。
- 予約・取り寄せ・リクエストは別の仕組み:所蔵本の予約、外部保管資料の取り寄せ、未所蔵本のリクエストを混同しないことが大切です。
すぐに用意できるとは限らないため、必要な時期が決まっている本は早めに確認しましょう。
- 学習利用は席の種類とマナーを確認する:閲覧席、自習室、予約席、パソコン席は目的や条件が異なります。
勉強や作業で使う場合は、館ごとの設備・混雑・利用ルールを確認してから出かけるのがおすすめです。
名古屋市図書館は、うまく使うと読書・学習・調べもの・子育て・新生活の情報収集に役立つ公共サービスです。まずは最寄りの図書館を調べて、利用カードを作るところから始めてみてください。
開館時間・休館日・貸出条件・電子書籍の対象資料は変わる可能性があるため、利用前には名古屋市図書館公式サイトで最新情報を確認しましょう。

名古屋在住。IT業界15年の経験を活かし、生活に役立つ情報を実体験ベースで発信しています。







